出雲大社(IZUMO-OYASHIRO)・神楽殿(KAGURADEN)
創建年
- 1981年(昭和56年)
神楽殿の建築様式(造り)
- 切妻造り
- 妻入り
神楽殿の広さ
- 約畳270枚分
神楽殿の「大しめ縄」の大きさ・重さ・長さ
- 長さ:約13.6メートル
- 直径(太さ):約8メートル(もっとも太い部分)
- 重さ:約5.2トン
項・一覧
出雲大社・神楽殿の読み方
神楽殿は「かぐらでん」と読みます。
出雲大社・神楽殿の歴史・由来
出雲大社の神楽殿は、もともとは千家国造家(出雲大社宮司さんの一家)の大広間として使用されており、かつては「風調館(ふうちょうかん)」と呼ばれていました。
明治時代に差し掛かると「出雲大社教」が設立されます。
以降は、出雲大社教の神殿としても使用されるようになり、現在は以下の用途で使用されています。
- 千家国造家の大広間
- 出雲大社・出雲大社教の神楽殿
- 一般の方の御祈祷
- 神前結婚式
- 祭礼
- イベント行事
現在、見ることのできる神楽殿は、1981年(昭和56年)に創建された社殿になります。
昭和56年には出雲教が創立100周年を迎えたのを機として、神楽殿の拡張工事が執り行われ、現在みることができるような207畳もの広さに増築されています。
また、屋根の造営の際、正面の破風(はふ/妻側の屋根先に付ける補強部分)の装飾にステンドグラスが使用されるという大変、珍しい特徴をもっています。
入口両はしには、お守りの授与所とご祈祷の申し込み所があり、中央部から内部に入場することができます。
出雲大社の神楽殿といえば・・やっぱり”大しめ縄”が有名!
神楽殿の最大の特徴となるのが、日本最大とも言われる「大しめなわ」が据えられていることで有名です。
出雲大社の神楽殿の大しめ縄は、全長が約13.6メートル、しめ縄のもっとも太い部分の直径(太さ)が約8メートル、重さが約5.2トンもある日本最大の大しめ縄です。
神楽殿の大しめ縄については下記ページにて詳しくご紹介しています。
出雲大社・神楽殿は何をしている場所?「神楽殿の役割」
出雲大社の神楽殿(かぐらでん)は、「神楽(かぐら)」の名前の通り、「神楽舞(御神楽)」や「祈祷」などを奉仕しています。
その他、本殿と同様に朝と夕方にお祭り(神事)が執り行われて行われるほか、神前結婚式などの挙式も受付しています。
神楽殿で執り行われる主な例祭・イベント行事
神在祭夜神楽祈祷(神在祭)
神在祭の中の1つの神事です。
- 例年:11月〜12月
関連記事:出雲大社・神在祭「夜神楽特別祈祷」
神迎祭(神在祭)
神在祭の中の1つの神事です。
- 例年:11月〜12月
関連記事:島根県・出雲大社の神在祭の「日程(期間・スケジュール)・開始時間」
龍蛇神講大祭
例年、神在祭の終了後、龍蛇神講の会員の方がこの神楽殿に集い「龍蛇神講大祭(りゅうじゃじんこうたいさい)」が斎行されます。
日本全国の崇敬者、教信徒などが向こう1年の家内安全、除災招福を祈願します。
関連記事:出雲大社・神在祭「龍蛇神講大祭」の参加資格と申し込み方法
福神祭
御祭神「大国主大神」より福縁と福徳を授かるお祭りです。
- 例年:1月〜2月
出雲大社教大祭
出雲大社教の信徒が集い、神楽殿にて大祭が斎行されます。大祭終了後は、御本殿前にて「みたまむすびの霊行」が執り行われます。
御祭神「大国主大神」との縁を結び、良縁招来招福などのご利益を授かります。
また、2018年度より、この神楽殿の庭先にて崇敬者、信徒の画家たちから奉納された行燈画が展示されています。行燈(あんどん)に映し出された絵画が、夏夜の幻想的な風情により一層、華を添えます。
ちなみに行燈は期間中、昼夜通して設置されたままになっていますので、昼間に一般参拝者が観覧することもできます。行燈の点灯時間は日が落ちた頃からです。
- 例年:8月5日〜8日
イベント
その他、神楽殿では270畳もの広さを活かした音楽アーティストによるコンサートなども開催されます。
日本全国の「コンビニ」や「チケットぴあ」などでチケットを購入することができます。
出雲大社・神楽殿での神前結婚式について
最近では、出雲大社で婚儀を催すカップルも増え、婚礼の儀(神前にての結婚式)などもこの神楽殿で執り行われています。
なお、出雲大社周辺付近で神前結婚式を挙式できる場所は以下の2箇所あります。
神前結婚式の予約方法に関しては、以下の別ページにてご案内しております。
出雲大社の神前結婚式(挙式)「予約方法・写真撮影・服装・口コミ」について
なお、神妙な気配が漂う神聖な神楽殿へ御用がある時は、服装には十分気を遣い、身なりを整える必要があります。
出雲大社・神楽殿のお問い合わせ先(電話番号・営業時間・神前結婚式の予約など)
電話番号
- 0853-53-3100
営業時間
- 6:00〜20:00
出雲大社・神楽殿の場所(地図)
神楽殿は、荒垣(垣根)を出た先の本殿の西側に建っている社殿です。境内入口となる銅鳥居を向かいみて左側(西側)に位置します。
銅鳥居を入って左へ進むと西門があり、西門の目の前に巨大な建物「神楽殿」と「大きな日の丸国旗」が見えます。
関連記事:島根県・出雲大社の境内の詳細「案内図(地図・マップ)」(ダウンロード可能)
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