特急サンライズ出雲の寝台(座席)の全種類一覧と料金(東京から出雲)や設備品・アメニティをご紹介!

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「サンライズ出雲」と「サンライズ瀬戸」はそれぞれ7両編成・2階建ての同じ構成の列車となっています。

したがって、「サンライズ出雲」は、出雲市駅行きの場合、8~14号車、東京駅行きの場合は1~7号車となります。
(以下では、サンライズ出雲の7両中「〇両目」という表記でご説明します。)

以下ではサンライズ出雲の寝台の種類と料金をご紹介しています。

なお、以下でご紹介する料金は、東京駅・出雲市駅間のものです。

東京駅から→出雲市駅までの運賃&特急料金

  • 運賃:12,210円
  • 特急料金(通常期):3,300円
  • 運賃と特急料金の合計:15,510円

全座席の場所一覧(車内地図)

サンライズ出雲は岡山駅でサンライズ瀬戸とドッキングしますので、東京〜岡山間は車両が14両編成になりんす。

つまり、岡山から→出雲市区間は下りが8~14号車に切り離されて出雲市駅を目指すことになりんすので、14両の半分の7両編成になりんすよ。

もう片方の7両はサンライズ瀬戸として高松を目指します。

逆に上り(出雲市駅から→岡山駅)までを1~7号車の7両編成で運行し、岡山駅でサンライズ瀬戸とドッキングした後、岡山→東京区間を14両編成で運行します。




1. A個室寝台1人用(シングルデラックス)

画像引用元:JRおでかけネット

A個室寝台の料金

  • 寝台料金:13,730円 →13,980円 ※2019年10月改定
  • 東京駅・出雲市駅間の料金の合計:
    28,960円 →29,490円/1名 ※2019年10月改定

サンライズ出雲で一番豪華な寝台です。

1人用の個室で、広いベッド、洗面台、独立したデスクと椅子も完備しています。

また、シングルデラックスの乗車客専用のシャワー室があり、タオルやせっけんなどのアメニティと、他の寝台の場合は購入することになるシャワーカードが無料で配布されます。

シングルデラックスは4両目の2階にあり、6室のみとなっているので、お早めにご予約ください!

A個室寝台の場所

A個室のアメニティグッズおよび設備品一覧

ベッド、電源コンセント、洗面台、羽布団、敷布団、寝巻き(パジャマ)、目覚まし時計、空調、FMラジオ(NHK FM/設置はノビノビ座席以外)が聴ける。(ただし、イヤホンの設置や提供(車内販売)はなし!)、

洗顔フォーム、シェービングフォーム、シャンプー&コンディショナー、手ぬぐいタオル(小さめのフェイスタオル)、カミソリ、ヘアブラシ、化粧水、ヘアリキッド&ヘアトニック、靴磨き、シャワーキャップ、綿棒、ヘアゴム、コットン、ボディウォッシュ、石鹸箱(石鹸入り)、コップ、ハンガー

B個室寝台1人用(シングル)

B個室寝台の料金

  • 寝台料金:7,560円 →7,700円 ※2019年10月改定
  • 東京駅・出雲市駅間の料金の合計:
    22,790円 →23,210円/1名 ※2019年10月改定

一番多く用意されている寝台がこちらの「シングル」です。

ベッドとデスクがコンパクトに収まった、キャビンホテルのような趣の寝台となっています。

1階・2階共に設備は同じですが、2階の寝台の窓は車両の形に合わせて天井ギリギリまで弧を描いた形に広がっており、1階の寝台に比べて星空を広々ときれいに見ることができます。

B個室寝台(シングル)の場所

B個室のアメニティグッズおよび設備品一覧

ベッド、掛け布団、電源コンセント、敷布団、寝巻き(パジャマ)、目覚まし時計、空調、コップ、ハンガー、FMラジオ(NHK FM/設置はノビノビ座席以外)が聴ける。(ただし、イヤホンの設置や提供(車内販売)はなし!)

B個室寝台1人用(シングルツイン)

B個室寝台(シングルツイン)の料金

  • 寝台料金:9,430円 →9,600円 ※2019年10月改定
  • 東京駅・出雲市駅間の料金の合計:
    24,660円 →25,110円/1名 ※2019年10月改定

上記のシングルとほぼ同じ設備ですが、2階建てではない車両にあり、天井が高くなっています。

基本的には1名用の寝台客室ですが、もともと設置されているベッドの上にはね上げ式の補助ベッドがあり、2名での利用も可能です。

なお、補助ベッドを使う場合は、別途、寝台料金5,400円→5,500円と、運賃・特急料金が必要です。

B個室寝台(シングルツイン)の場所

 

B個室(Sツイン)のアメニティグッズおよび設備品一覧

ベッド、掛け布団、電源コンセント、敷布団、寝巻き(パジャマ)、目覚まし時計、空調、コップ、ハンガー、FMラジオ(NHK FM/設置はノビノビ座席以外)が聴ける。(ただし、イヤホンの設置や提供(車内販売)はなし!)




B個室寝台1人用(ソロ)

B個室寝台(ソロ)の料金

  • 寝台料金:6,480円 →6,600円 ※2019年10月改定
  • 東京駅・出雲市駅間の料金の合計:
    21,720円 →22,110円/1名 ※2019年10月改定

個室の中では最も安く利用できる寝台です。

個室のほぼ全体がベッドとなっており、天井もこれまでにご紹介した寝台客室に比べると低いので、大柄な方にはやや窮屈かもしれません。

また、荷物置き場が少ないので、大きなキャリーケースなどを持ち込むと、ベッドの上に置かなければならなくなる可能性があるので注意が必要です。

ミニラウンジやシャワー室と同じ車両にあるため、静寂さという点でも他の寝台に比べて劣る可能性があります。

B個室寝台(ソロ)の場所

B個室(ソロ)のアメニティグッズおよび設備品一覧

ベッド、掛け布団、電源コンセント、敷布団、寝巻き(パジャマ)、目覚まし時計、空調、コップ、ハンガー、FMラジオ(NHK FM/設置はノビノビ座席以外)が聴ける。(ただし、イヤホンの設置や提供(車内販売)はなし!)

B個室寝台2人用(サンライズツイン)

B個室寝台(サンライズツイン)の料金

  • 寝台料金:7,560円 →7,700円
  • 東京駅・出雲市駅間の料金の合計:
    22,790円 →23,210円/1名

2階にシングルデラックスがある4両目の1階部分が、全4室のサンライズツインとなっています。

ベッドは2段ではなく、横に2台並んでいて、小さなデスクや洗面台もあり、ちょっとしたシティホテルの客室のような雰囲気です。

夫婦やカップルでの利用はもちろん、小学生以下のお子さんの添い寝は無料なので、ご家族で寝台特急を楽しみたい方にもオススメです。

B個室寝台(サンライズツイン)の場所

B個室(サンライズツイン)のアメニティグッズおよび設備品一覧

ベッド、掛け布団、電源コンセント、敷布団、寝巻き(パジャマ)、目覚まし時計、空調、FMラジオ(NHK FM/設置はノビノビ座席以外)が聴ける。(ただし、イヤホンの設置や提供(車内販売)はなし!)

ノビノビ座席(普通座席)

ノビノビ座席の料金

  • 東京駅・出雲市駅間の料金の合計:15,750円/1名
    →16,040円 ※2019年10月より。通常期の料金。

ノビノビ座席のベッドの質など

  • ベッド幅85㎝/ベッド全長208㎝
  • ベッドの材質:木製

ノビノビ座席(普通座席)の場所は何号車両?

ノビノビ座席は5号車と12号車両です。座席案内図は下記の通りです。

ノビノビ座席の座席案内図

「ノビノビ座席」は、寝台料金が不要で、「特急指定席料金(通常期3,760円→3,830円)」と運賃で乗車できます。

格安で寝台特急を体験できるということで、老若男女問わず人気です。

2階建てになっていない5両目にあり、カーペット敷きの2段ベッドのような寝台が並んでいます。

隣の寝台との完全な間仕切りはありませんが、カーテンと、横になった時に頭の部分が隠れる程度の小さな壁が付いており、ゲストハウスのドミトリールームのような造りとなっています。

寝具としては、枕や毛布はなく、簡易な肌掛けが1枚あります。

ノビノビ座席は個室になっていないため、空調の効きにむらがある場合があるので、対策を準備しておくと安心です。

なお、特急指定席料金は、閑散期には200円引き、繁忙期には200円増しとなります。

ノビノビ座席(普通座席)の場所

ノビノビ座席(普通座席)のアメニティグッズおよび設備品一覧

2段ベッド(壁がなく隣とはカーテン一枚)、肌掛け布団(薄い毛布1枚)

ご覧のようにノビノビ座席は他の座席とは異なり、肌掛け布団が用意されているだけの、ほぼ雑魚寝に近い状況にありんす。

車内は空調が効いており、冬でも肌掛け布団1枚で事足りますが、これは人によります。寒がりであったり冷え性もちの女性の方などは毛布を1枚持参しておくのが吉です。

サンライズ出雲の車内設備

  • 自動販売機(数カ所に設置あり)
  • 車内電話
  • 車いす対応個室(シングルツイン)
  • 喫煙車両(6両目と4両目の個室の半分)
  • トイレ(各車両)
  • ミニラウンジ(3両目)
  • シャワー室(3両目)

サンライズ出雲の自動販売機で販売しているもの

販売品目はソフトドリンク全般。

  • コーヒー
  • 茶類
  • 栄養ドリンク
  • コーラなどの炭酸類

※ワゴン車による移動販売はなし。アルコール類の販売もなし。おつまみ、お菓子、弁当などの飲食物は持参する必要がありんす。




個室の設備・アメニティ

  • リンスinシャンプー(シャワー室に設置されている)
  • ボディーソープ(石鹸)(シャワー室に設置されている)
  • ドライヤー(シャワー室に設置されている)
  • 枕、毛布(1枚)、スリッパ、浴衣(パジャマ)
  • 電源、目覚まし時計、空調
  • FMラジオ(NHK FM/設置はノビノビ座席以外)が聴ける。(ただし、イヤホンの設置や提供(車内販売)はなし!)

サンライズ出雲車内の設備やアメニティを利用する際の注意点

  • Wi-fi(ワイファイ)環境はなし!
  • ノビノビ座席は座席に電源コンセントなし!(共用コンセントは車掌に一声かけて利用できる場合有り)
  • 車内に荷物を預けたり収納するコインロッカーのようなものはない!すべて自分で保管!
  • 「ラウンジ」は「ベッピンなママ」や「セクシー悩殺ビームを四方に放つ”実にピチピチとしたギャル”」がいるような飲酒を提供しているお店(スペース)ではない!「机と椅子が並べられているだけの単なる休憩室」
  • 食堂車や車内販売はなし!食事をとりたい場合は、持ち込む必要がある!
  • シャワー室には利用方法がある!

サンライズ出雲の料金システム

サンライズ出雲の料金は、利用する寝台(客室)の種類によって異なります。

ここからサンライズ出雲の料金システムと、上記、「ノビノビ座席」以外の寝台の種類や寝台料金についてご紹介します!

まず、サンライズ出雲に乗るための料金についてです。

通常、特急列車や新幹線に乗る場合には、利用する区間の乗車券(運賃)に加えて、「特急料金」が必要です。

さらに、寝台特急・サンライズ出雲は「寝台料金」が必要です。

つまり、サンライズ出雲の料金は、以下のような構成となっています。

  • 乗車券+特急券+寝台料金

なお、サンライズ出雲の中でも後述する「ノビノビ座席」だけは、寝台料金がかかりません。

その他、料金については以下のような点にご注意ください。

  • 2人用の個室を利用する場合は、1人で利用する場合でも、大人2人分の特急・寝台料金が必要です。
  • 小学生以下のこどもの乗車券・特急券は大人の半額ですが、寝台料金は大人と同額になります。
  • こども1人は大人1人と添い寝(無料)が可能です。また、こども2人で1つの寝台を利用することもできます。
  • 片道が601kmを越える区間の場合、往復できっぷを購入すると特急料金が1割引きとなります。
    (下りの場合は東京駅発から浜松駅発まで適用)
  • 乗車券・特急料金は乗車地・降車地によってかわりますが、寝台料金は一律です。

【補足】サンライズ出雲とは?

サンライズ出雲は、東京駅や横浜駅と島根県の出雲市駅を繋ぐ寝台特急列車です。

1998年7月に、それまで運行していた寝台特急「出雲」に代わる形で登場し、新たに東京駅・岡山駅間は「サンライズ瀬戸」と併結(異なる種類の車両を連結する)して運行し、岡山駅で切り離しを行うようになりました。

寝台は寝台料金のいらない「ノビノビ座席」を除き、寝台(客室)は全室が鍵のかかる個室で、住宅メーカーと共同開発したという室内は、コンパクトながら木のぬくもりが感じられる、シンプルで整った空間となっています。

下りの終着駅である出雲市駅から近い出雲大社が縁結びの神さまとして有名で、近年は女性のグループや一人旅の行先として人気を博しており、サンライズ出雲もその交通手段として大人気となっています。

寝台特急を利用するメリットは、例えば以下のような点にあります。

  • 夜行バスより快適
  • 夜に出発するので、仕事終わりでも間に合う
  • 寝ている間に目的地に到着できるので、日中の時間は観光に割り当てられる

ちなみに、「サンライズ出雲」および「サンライズ瀬戸」は、現在JR線を定期運行している、唯一の夜行列車・寝台列車となっているので、純粋に「夜行(寝台)列車で旅をしてみたい!」という方にも、サンライズ出雲はおすすめと言えます。

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