出雲大社と「縁結びの糸」の由来
遠い遠い昔から、この出雲の地には、言い伝えがあります。
出雲の中心的存在である「出雲大社」には、毎年11月(旧暦10月)になると日本全国の社より「八百万の神々(やおよろずのかみがみ)」が集まるといいます。
集まった神々は「神謀り(かむはかり)」と言われる会議を開いて、人々の縁組について話し合います。
「縁結び」というと男女の恋愛のことだと思いがちです。
しかし、この場合は男女の関係のみに限りません。
友人、仕事仲間等、社会におけるすべての人との縁をも結んでくれるそうです。
これらの様相を糸で紡ぎ合わせたものが「縁結びの糸」の由来となります。
以下では縁結びの糸の種類や使い方はもちろんのこと、効果や効果を高める使い方についてもご紹介しています。
出雲大社と「縁結びの糸」の種類
出雲大社で、授かることのできる(販売されている)縁結びのお守りは、2種類あります。
- 一般的な、袋にお札が入っているもの
- 紙に糸が包まれているもの
以上の2種類あります。
紙に糸が包まれた御守りとは、単純に糸が紙に包まれているだけです。(↑写真参照)
そして、出雲大社の縁結びの糸の素材は「絹」になります。

絹糸の絹とは、蚕(かいこ)と言う、白い色の毛虫(けむし)が吐く糸のことです。
絹の発祥の地は、紀元前2460年頃の中国です。
当時の中国では蚕は栄養のある食用として飼育されていました。
ある時、皇帝の妃が、たまたま手に持っていた、蚕の吐いた糸のカタマリである「繭(まゆ)」を、お湯の中に落としてしまいます。
それをお箸で救いあげようとした時に、手やお箸に絡みついてきたのが、絹糸の発見で始まりだったと言われています。
出雲大社と「縁結びの糸」の効果
縁結びの糸の効果と「赤い糸のおまじない」
これは縁結びの糸に限ってのお話ではありませんが、縁結びの糸のような「赤い糸」には古来、不思議なパワーが宿るとされ、現在でも「まじない」に使用されることがあります。
例えば現在すでに恋人同士の関係である場合、結婚の話が決まったり、はたまた、片思いの場合は恋人の関係になったりするなどの良い結果がもたらされるとされています。
そしてこの赤い糸を用いたおまじないの順番は次のようになります。
縁結びの糸を授かる
↓
縁結びの糸を左手の小指に結ぶ
↓
縁結びの糸で結ばれた小指を見つめながら、好きな相手や気になる相手、もしくは恋人の顔を思い浮かべる。
↓
顔を思い浮かべながら、糸の先を見つめて「○○さん(相手名前)のもとに届け」と念じます。
↓
これらを7日間(一週間)続けます。
↓
一週間経た後、この糸をビルなどの高い場所から大空へ向かって投げます。
↓
その後の展開はお楽しみに。フフフっ
赤い糸のまじないは現在でもある有名な神社行われている??
実はなんとぉぅ!この「赤い糸のまじない」の発祥は、埼玉県川越市宮下町に位置する「川越氷川神社」!!・・だと云われ、さらになんとぉぅ!現在でもこの儀式が行われているいうのですから驚きです。
川越氷川神社では気持ちがお互いに通じている結婚前のカップルに対して、赤い糸を用いた神事を執り行っています。
この儀式を「結い紐の儀式」と呼称し、儀式の最中、巫女が実際に2人の小指に赤い糸を結びつけて、2人の縁が末永く結ばれるように祈願します。
ちなみに当神社では、この赤い糸を「結い紐のもと」と呼び習わしています。
風水においても「赤い糸」は注目されている!
風水においては、赤い糸に限定せず、「細長いもの=縁をもたらすもの」と考えられており、恋愛運を高めたい人は「うどん」や「パスタ」を食べると恋愛運を上昇させると云われています。
好きな相手や気になる相手がいる、そこのあなたは是非!お試しアレ!
古来から伝わる「縁起の良い色」とは??
そして、古来から縁起の良い色として、「赤」と「白」の色を共に併せて1つの物とすると、大変、縁起が良いと言われていきました。
「紅白まんじゅう」がその例です。
したがって、この絹糸も赤と白を併せて一つの物とし、さらにこの糸に、出雲大社の守護神・大国主大神(大黒様)の「御神徳」を注ぎ込んだものが、出雲大社の縁結びの糸の由来となります。
ここでの「御神徳」とは、神の力のような物であり、数多くの縁に授かったとされる「大国主大神」の力のことを言います。
ちなみに、この「出雲大社の縁結びの糸」のお値段は、ひとつ1,000円です。
【補足】紅白の色の起源
昨今、一般的に「紅白まんじゅう」や「紅白歌合戦」、「小学校の運動会の紅白戦」などなど、紅白を用いた例が多々あります。
実は「紅白の起源」とは、平安時代に源氏と平氏が戦った「源平合戦」が起源であると云われています。
この戦いでは「源氏は白色の旗」をかかげ「平氏は赤色の旗」をかかげています。
また、紅白には以下のような意味合いがあるとも伝えられています。
赤=「生命の誕生を示す色」
- 誕生(出生=赤ちゃんの「赤」)
- 経血(女性=血の「赤」)
白=「人の生涯を示す色」
- 死(死装束が白色=死を意味)
- 縁結び(結婚=花嫁衣裳)
- 精液(男性)
また、贈答品や初穂料を奉納する時の封筒である「水引き」の紐も紅白です。
水引きに関しても以下のような例を代表として諸説あるようです。
- 皇族への献上品には紅白の麻紐をかけて結び合わせるといった風習が過去にあった。
- 中国の日明貿易(にちみんぼうえき/室町時代)で、明からの品物を区別するために「紅白の結び紐」がかけられていて、これが明の縁起を示す風習として誤認したものが広まった。
・・など、他にも例があるようですが、以上のような例が挙げられます。
出雲大社の縁結びのお守りは、心臓が止まってしまうほどの効果がある?!
出雲大社の縁結びのお守りは、他の神社の縁結びに比べ結果が出るのが早いと言われています。
出雲大社で縁結びの糸を授かって(購入して)、数週間~数か月程度で「出会いが増えた」、「恋人が出来た」という話を多く聞きます。
また、付き合ってはいるけれど、なかなか結婚に踏み出せないカップルが、出雲大社のお守りを身に着けると、ご縁がある場合は結婚話が進むそうです。
ただし「悪縁」と言うものも存在します。
これは、結婚しないほうがいいカップルは、相手の浮気が発覚したりして別れることもあるそうです。
きっとこれは、神様(大国主大神)の御神意によるお告げだと言うことでしょう。
出雲大社には、本当のご縁を結びつけるご利益があるのですね。
「縁結びの糸」の使い方
この糸の使いた方としては、以下のような使い方があります。
- 洋服に縫い付る
- 財布の中に入れて持ち歩く
など、常に肌身離さずつけていることが大切です。
その他、「縁結びの糸を分けて人にあげる」という使い方もあります。縁結びの糸をもう1つ買ってあげる(渡す)のではなく、1つ買った縁結びの糸を友人や彼カノ、家族、親戚などに分けてあげるんです。
これは「縁を紡いで縁を広げる」という意味合いがあり、良縁のご利益が自分に返ってくると言われています。
尚、この縁結びの糸には、他に以下のような使い方もあります。

このようにして、五円玉に縁結びの糸を通して、再び繋ぎ合わることで、金銭との良いご縁を結びつけるといったご利益も授かることができます。
ちなみに出雲大社の神職さんたちは、縁結びの糸で編み物をしたり、装束の補修に使ったりするそうです。
また、出雲大社の神様は、自ら進んで行動する人を見守ってくれるそうです。
つまり、自分自身でも良い出会いを引き寄せられるように、日ごろからの努力を怠らないことが大切だと言われています。
「縁結びの糸」を切れたら(切ったら)どうなる??
出雲大社の縁結びの糸は「縁起物」であり、神様からの授かりものと言う考え方があります。
神様からの授かりものですので、「切れる」もしくは「切った」場合、良い縁が遠のくと言ったことを指し示すのではありません。
あくまで授かりモノとして、楽しみ方・使い方は個人の自由だと言う考え方が、もっともです。
だからといって、「縁結びの糸」を粗末に扱うと、バチがあたると言う、必然の結果を招くことになります。
「縁結びの糸」は通販で買える??
出雲大社の縁結びの糸は通販でも買うことができます。
しかし、やはり実際にこの島根県の出雲大社まで訪れて参拝した後で授かることをオススメします。
通販で買うのと、実際に買うのとでは違います。
「旅の思い出が込められる」とも言えますが、「縁結び」に関して言えば、あなた自身の気概さと言う念が、御守りに宿ります。
出雲大社で御守りを買って、当時、好きだった彼や彼女とご縁で結ばれて、家族ができて、数年後、その御守りを握りながら、家族と過去の思い出話に華を咲かせる・・
と、いったようなことも、出雲大社のありがたいご縁の御神徳が成せる技であり、まさに出雲大社のご利益の賜物と言うことが言えます。
通販で出雲大社の「縁結びの糸」をお買い求めの方は以下のサイトで購入できます。
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