「檜皮葺き」とは?
「檜皮葺き」は「ヒノキ(檜)」という樹木を使用して葺いていくので「檜皮葺き」と言います。
檜皮葺は檜(ひのき)の樹皮を薄く剥いで、竹釘で固定していき、何重にも檜皮を重ねた屋根のことをいう。
檜皮葺については下記ページを素敵に要チェック💘
「こけら葺き」とは?
「こけら葺き」とは、漢字で書くと「杮葺」とされるように、檜皮を含めた多種多様な樹木を指す広義の意味合いがあります。
すなわち、とりあえず樹木の皮を使用して葺いたものを「こけら葺き」と呼ばれる。
「杮」と「柿」の違いに注意!
なお、インターネットなどのデジタル媒体で漢字を見ると、細部まで細かく見るのが難しいので勘違いされる方が多いのですが、「杮(こけら)」という漢字と「柿(かき)」と似ていますがまったく違う漢字です。
この漢字を混同してしまうと解釈に戸惑うことになりますのでご注意ください。
杮と柿については、漢和辞典で調べてみれば分かります。
ところで・・「屋根を葺く」とはどう言う意味??
出雲大社や伊勢神宮へ訪れると「遷宮(せんぐう)」や「御修造(ごしゅうぞう)」の話を耳にすることがあると思います。その際、必ずと言って出てくる言葉に「檜皮葺き(ひわだぶき)」や「こけら葺き」といった言葉が出てきます。
「屋根を葺く」とは、単純に薄く細かくした木板で屋根を覆っていくことです。木板を薄くする理由は、何重にも被せて屋根を覆うためです。
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