
全国から八百万の神々が出雲へ集うと伝わる、出雲大社の「神在祭」。2026年も神迎神事から神等去出祭までの期間に合わせ、各旅行会社から日帰り・宿泊・ひとり旅・神迎神事を組み込んだツアーが販売されている。
然るに、ここで最初に押さえておきたいことが一つある。「神在祭の期間に出雲大社へ行くツアー」と「神在祭の神事そのものへ参列できるツアー」は同じ意味ではない。
以下の旅行代金・空席・催行状況は2026年9月27日時点のもの。日々変動するため、予約直前には旅行会社の販売画面で最終確認してほしい。
【2026年】神在祭ツアーを先に比較!日帰り・宿泊・神迎神事ならどれ?
とにもかくにも、先に全体像を比較しておこう。似た商品をホテル違いまで全部並べると選びにくくなるため、ここでは同系統商品をまとめ、検索意図が異なる代表プランを抽出した。
| 出発地 | 旅行会社・代表商品 | 旅行代金 | 日数・設定 | 特徴 | 神事との関係 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪・梅田 | HIS P6273 | 11,980~12,980円 | 日帰り 11/19~25 | 価格を抑えたい関西発 | 神在祭期間の自由参拝型 |
| 新大阪 | オリオンツアー | 12,980~13,980円 | 日帰り 11/19~25 | 出雲大社で約4時間・御朱印帳付 | 公式に「神事への参加なし」と明記 |
| 福山・広島 | 阪急交通社 7H417F / 7H417V | 11,980円 | 日帰り 福山11/19~22・広島11/19~25 | 中国地方から行きやすい | 神在祭期間の参拝型 |
| 大阪・兵庫 | 阪急交通社 54921 | 49,900~59,900円 | 1泊2日 11/19~25 | JR+宿泊+食事をまとめる | 神在祭期間の参拝型 |
| 大阪・梅田 | HIS P6305 | 29,980~33,980円 | 1泊2日 11/19~23 | 1名1室限定 | 神在祭期間の参拝型 |
| 名古屋・中部 | JTB M26180 / M26181 | 55,900~57,900円 | 1泊2日 11/21~25 | 足立美術館・由志園も巡る | 神在祭期間の参拝型 |
| 博多・小倉 | 阪急交通社 70J18 | 29,980円 | 日帰り 11/19~25 | 往復新幹線利用 | 「神在月」商品。神在祭期間と重なる |
| 東京・神奈川 | クラブツーリズム 32807 | 170,000円 | 2泊3日 11/17発限定 | 1名1室・グリーン車・神社巡り | 11/18神迎神事へ案内。見学不可時も催行の場合あり |
| 羽田 / 現地集合 | メゾンカルチャーネットワーク | 公式ページで確認 | 1泊2日 11/22・11/24発 | 11/23・25に出雲滞在、地元ガイド | 神在祭の参進を見物。縁結大祭参列は別途条件確認 |
| 関東 | 四季の旅 | 89,800~99,800円 | 1泊2日 11・12月 | 出雲大社・稲佐の浜・日御碕・石見神楽など | 公式に「神在祭などの神事は見られない」と明記 |
※料金は大人1名の代表的な表示額。部屋人数・出発日・会員割引などで変わる場合があります。
まず確認!2026年の神迎神事・神在祭・縁結大祭の日程
| 祭典 | 日程 | 時刻 | 旅行選びのポイント |
|---|---|---|---|
| 神迎神事・神迎祭 | 11月18日(水) | 19:00 | 神迎神事を旅程に入れる専用商品を選ぶ |
| 神在祭 | 11月19日(木) | 9:00 | 一般参列不可。境内参拝は可能 |
| 献穀祭・神在祭・縁結大祭 | 11月23日(月・祝) | 10:00 | 縁結大祭は所定の申込み条件を確認 |
| 神在祭・縁結大祭 | 11月25日(水) | 10:00 | 同上 |
| 神等去出祭 | 11月25日(水) | 16:00 | 午後まで滞在できる商品か確認 |
日程の一次確認先は、出雲大社公式と出雲観光協会。旅行会社の商品名だけで祭典日時を判断せず、神社側の公式日程を基準にする。
安く日帰りで行くなら?大阪・広島発は1万円台から
2026年9月27日時点では、HISの梅田発P6273が11,980~12,980円、阪急交通社の福山発7H417F・広島発7H417Vが11,980円。このあたりが「宿泊なしで神在祭期間の出雲大社へ行く」入口として分かりやすい。
ただし、「一番安い」と市場全体を断言するのは早い。旅行商品の料金は空席や販売時期で動き、別会社の早割が出ることもある。むしろ出発地・出雲大社での滞在時間・食事・帰着時刻まで見て選ぶ方が失敗が少ない。
HIS|梅田発P6273
2026年11月19日~25日に設定され、旅行代金は11,980~12,980円。関西発で価格を抑えたい人の基準候補になる。
▶ HIS「2026神在祭」日帰り・宿泊プランを確認する
阪急交通社|福山・広島発の日帰り
福山発7H417Fは11月19日~22日、広島発7H417Vは11月19日~25日の設定で、いずれも11,980円。中国地方から日帰りで狙うなら、わざわざ大阪まで出る必要がない。
▶ 阪急交通社|福山発 7H417F
▶ 阪急交通社|広島発 7H417V
滞在時間を取りたいならオリオンツアー|出雲大社で約4時間
日帰りでも「着いてすぐ帰る」のでは物足りない。そこで比較に入れたいのがオリオンツアー。新大阪発で、出雲大社に約4時間の自由行動を確保する。
設定は11月19日~25日、旅行代金は12,980~13,980円。御朱印帳の特典もある。あまつさえ、商品ページには「今回のツアーでは神事への参加はいたしません」と明記されているため、旅行内容を誤解しにくい。
▶ オリオンツアー|たっぷり約4時間滞在★御朱印帳付き&添乗員同行で安心◎
ひとり旅・1名1室ならHISとクラブツーリズムを比較
HIS P6305|1名1室で2日間
梅田発、1泊2日、1名1室限定。2026年11月19日~23日の設定で、旅行代金は29,980~33,980円。宿泊を伴うひとり旅としては比較しやすい価格帯だ。
クラブツーリズム 32807|神迎神事まで狙うプレミアム3日間
東京駅発、品川・新横浜でも乗降できる2泊3日。2026年11月17日出発限定、1名1室同旅行代金で170,000円。往復新幹線のぞみ号グリーン車を使い、11月18日の神迎神事へ案内する。
「縁結大祭の日」に合わせたいならメゾンカルチャーネットワーク
折しも、一般的な「神在祭期間に参拝する」商品とは狙いが異なるツアーもある。
メゾンカルチャーネットワークの「神在祭と縁結大祭 八百万の神々が降り立つ出雲 2日間」は、11月22日または24日出発。翌日の11月23日・25日という、神在祭と縁結大祭が行われる日に出雲へ滞在する設計だ。羽田発着のほか、米子空港集合・出雲縁結び空港解散の現地参加型もある。
地元ガイドと出雲大社境内を巡り、神在祭の参進を見物する旅程が掲げられている。ただし、縁結大祭そのものへ参列するには出雲大社側の所定の申込み条件がある。旅行商品を予約しただけで自動的に大祭へ参列できる、と読み替えないようにしたい。
▶ メゾンカルチャーネットワーク|神在祭と縁結大祭 出雲2日間
神話の舞台まで広く巡るなら「四季の旅」
「出雲大社だけでなく、稲佐の浜や日御碕神社、石見神楽までまとめて触れたい」という人には、四季の旅の1泊2日も異色の候補になる。
旅行代金は89,800~99,800円。出雲大社・稲佐の浜・日御碕神社・津和野・太皷谷稲成神社・石州和紙会館などを巡り、石見神楽も鑑賞する。
ここも公式ページが明瞭で、「神在祭などの神事はご覧いただけません」と記している。つまり神事観覧ではなく、神在祭期間の出雲を軸に神話・神社・郷土芸能を巡る商品だ。
名古屋・中部発ならJTB|1名1室も同価格帯
JTBでは「神在祭期間の出雲大社と足立美術館・由志園 2日間」を2026年11月21日~25日に設定。
M26180は2名1室、M26181は1名1室で、公開価格はいずれも55,900~57,900円。最少催行人員20名。出雲大社だけでなく足立美術館・由志園までまとめるため、「せっかく山陰へ行くなら2日で広く見たい」という人向け。
▶ JTBの出雲大社ツアーを確認する
✈️ 神在祭期間の出雲大社と足立美術館・由志園 2日間<ホテルルートインプラン/2名様1室利用>| 添乗員同行ツアー – JTB
福岡・博多・小倉発なら阪急交通社|29,980円の日帰り
九州側には、阪急交通社「神々が出雲に集う 神在月に行く出雲大社 日帰り」70J18がある。
博多・小倉から広島までは往復新幹線を利用し、2026年11月19日~25日、旅行代金は29,980円。商品名は「神在月」だが、設定期間は出雲大社の神在祭期間と重なる。
神在祭ツアーを選ぶ時に見るべき6項目
旅行代金だけを見て決めると、現地で「思っていた旅と違った」となりやすい。予約画面では次の6点を必ず見ておきたい。
- 神事との関係:神在祭期間の自由参拝なのか、神迎神事の見学を旅程に入れるのか
- 出雲大社の滞在時間:2~4時間でも、食事・神門通り散策を入れると余裕は大きく変わる
- 設定日:11月18日の神迎神事、23・25日の縁結大祭など、狙う祭典の日に合うか
- ひとり参加条件:1名1室なのか、ひとり参加限定なのか
- 催行状態:募集中・催行決定・キャンセル待ち・催行中止は日々変わる
- 夜の行程:神迎神事狙いは夜間になるため、到着時刻・宿への移動・防寒も要確認
「神在月ツアー」と「神在祭ツアー」は同じではない
検索していると「神在月」「神在祭」が一緒に出てくる。けれども意味は同じではない。
神在月は旧暦10月を中心に出雲で用いられる月名・信仰上の呼び方で、旅行商品では比較的広い期間を指すことがある。一方、出雲大社の2026年神在祭は11月19日・23日・25日に斎行される祭典だ。
したがって、「神在月ツアーだから神在祭を見られる」とは限らない。旅行会社の日程と、出雲大社公式の祭典日を1対1で突き合わせるのが肝要となる。
で、結局どれを選ぶ?
関西から日帰り・価格重視 → HIS P6273
日帰りでも現地時間を長めに取りたい → オリオンツアー
福山・広島から日帰り → 阪急交通社 7H417F / 7H417V
1名1室で価格を抑えた1泊2日 → HIS P6305
中部から足立美術館・由志園も巡る → JTB M26180 / M26181
福岡から日帰り → 阪急交通社 70J18
神迎神事を狙う → クラブツーリズム 32807。ただし見学保証ではない
11/23・25の神在祭+縁結大祭の日に合わせたい → メゾンカルチャーネットワーク
神話ゆかりの場所や石見神楽まで広げたい → 四季の旅
斯くして、「会社名から選ぶ」よりも、何を見たいか、どこから出るか、何日使えるかの順で絞った方が、神在祭のツアーは選びやすい。
