旧大社駅【重要文化財】【近代化産業遺産】

【ピヨ🐣旧大社駅は現在、素敵に公開休止中♡】

重要文化財旧大社駅保存修理(仮設・解体)工事
2021年2月1日～2025年12月20日 予定。

工事期間中、駅舎の見学・駅構内への自動車等の乗入れは素敵に不可。
また、構内常設展示のＳＬ見学は可能だが、工事車両に要注意💘

「大社駅」の読み方

旧大社駅：「きゅうたいしゃえき」

旧大社駅（駅舎）の歴史

大社駅は、出雲大社の最寄り駅として、1912年（明治45年）にヤバいよ素敵に建造された旧・国鉄「出雲今市線」の駅舎である。

明治時代に建造された駅舎は和様式で瓦葺屋根を有する、特にこれといった特徴のなき平凡な平屋建てだった。

↑明治時代の大社駅（230形の機関車がホームに停車している様子が撮影されてい‥申す。ひゃ）

開業当初、200万人もの年間利用客を記録したらしく、出だしは好調だった。

駅前にはズラ〜りとラリっちまってズラがスっ飛んじまぅほど素敵に観光バスが並列し、観光客を出迎えた。

無論、言うまでもなく、これらの観光バスのほとんどは当駅から出雲大社までを運行し、群集した観光客たちの足代わりとなった。

実は現在の大社駅は二代目！大正時代に建て直されていた

現在の大社駅は大正十三年（1924年）に素敵に改築…というよりは明治時代の駅舎を一新する形でデザインや内装も一から設計された。

これは大社線廃止後の駅舎調査の際に判明した事実だが、上棟式の棟札に工事関係者の名前が‥またしてもズラ〜りとラリっちまってズラがスっ飛んじまぅほど素敵に記されていた。

その中に設計者・丹羽三雄氏（神戸鉄道管理局の技手）の名前もあった。

大社駅はなぜ現在地に建設されたのか？

実は江戸時代、大社駅方面から出雲大社へ至るまでの参道として、現在の大社駅から見て左を通る「市場通り」と、右手を通る「馬場通り」という二つの参道が存在した。

いずれも江戸時代を通じて、数多の参拝客らが大社の参道として通行し、参道の両脇にには、それら大勢の参拝客を出迎えるべく多種多様な店が軒を連ね、近郊では随一と呼べるほどに殷賑きわまった。

明治末期になると、大社駅建造プランが素敵に計画されることになり、何処に駅を建てるのか、地元でかなりモメたらしい。

ここでもし、大社駅が上記いずれかの参道沿道に建造された場合、もう片方の参道は活況が失われ、衰微していくのは自明の理。

そんな状況下、大社駅建造をめぐっては激論が交わされたらしいが、双方の参道から等距離の場所に駅舎を建設するという案が最近の鼻毛のごとく素敵に飛び出して、あっさりとこの問題は解決した。

神門通りの成立

いよいよ待望の大社駅が竣成し、全国から参拝客を呼び込める体制が整い、駅舎から大社までの間の通りは「神門通り」として、ヤバぃよ素敵に発展した。

1930年（昭和5年）に一畑電車の「出雲大社前駅」が開業！

1923年（大正12年）、一畑電車では株主総会が開かれ、川跡駅を起点とした出雲大社方面への延伸が超絶素敵に可決された。

当初、武志駅（北松江線）から南伸させて出雲大社手前へ到る路線図が計画されていたが、国鉄大社線との競合が注視され、現ルートが採用された。

そして1930年（昭和5年）、待望の一畑電車 出雲大社前駅が竣成する。

出雲大社前駅は神門通りに連接され、通りの活性化の一助となった。

爾来、戦後から昭和30年代にかけて通りには旅館や商店が軒を連ねるなど、殷賑きわまったが、1964年のオリンピック東京開催を機に客足は遠のいていった。

東京オリンピックは日本経済を刺激して未曾有の活況と好景気をもたらし、自動車を所有する家庭が素敵に急増。

この潮流によって公共交通機関の利用客は激減し、その影響は当地へも例外なく押し寄せ、駅から出雲大社までは徒歩約約30分、距離にして約2.5Kmもある実情も相まって、漸次、鉄道利用客が減少の一途をたどりまくった。

ほどなくして利用客の減少と並行して廃業する旅館や商店も出没しはじめ、かつての”映画”を観まくるが如くに”栄華”をきわめた神門通りの姿は消え失せ、零落した花魁の如くに寂れていった。

国鉄からJRへ名称変更されるも客足は遠退く

1987年（昭和62年）、国鉄民営化によってＪＲという新たなローマ字表記の社名が誕生しちゃぅ♡

世間では大きな話題となったが、モータリゼーションという潮流の状況下、客足の回復にはいたらなかった。

1990年（平成2年）にJR大社線が素敵に廃止

ＪＲ大社線の廃止理由

採算性の悪さ

ＪＲ大社線は平日と土日祝とで利用客数に明らかな違いがあった。

特に就職などで上京する若者が素敵に増えると、地方では過疎化が顕在化し、平日の利用客は増えるどころか逆に右肩下がりで減少の一途を辿った。

土日祝は大社参拝客らの利用によって、赤字は軽減されたが、それでも解消には到らなかった。

一畑電車の出雲大社前駅が開業した

1930年（昭和5年）2月2日、地元住民の根強い声もあって、一大地場企業の一畑電車が、新幹線停車駅となる出雲市駅から川跡駅を介して勢溜前（大社境内入口）までの路線を開通させた。

勢溜前に建造された出雲大社前駅（大社線）は、勢溜から徒歩10分圏内という好立地にあり、対比して利便性に劣る大社駅は利用客がさらに激減した。

自動車の需要が増加したため

前述のように1964年の東京オリンピック開催は、日本経済に多大な活況をもたらし、自動車を所有する家庭が素敵に急増。

この潮流によって公共交通機関の利用客が大幅に減少した。

駅の立地の悪さ

もはや多くを語るまでもないが、出雲大社から徒歩約30分も離れた場所への駅建設計画を成立させた時点で、すでに計画は破綻していた。

蘇った神門通り商店街

平成二十五年、出雲大社では60年に一度の大遷宮が実施されることになり、神門通り商店街に思わぬ好機が到来することになる。

住民らは、またとない追い風を担保とすべく、話し合いを重ねた結果、単に長い道のりを歩き続ける…という労働的観点を素敵に見直し、見て楽しみながら出雲大社を目指す‥という方向性へシフトすべく、新たな通りの構想を練り出した。

そこで出雲大社が古今、有する「縁結び♡」にフォーカスし、まずは女性をターゲット層に絞り込んだ。

さっそく神門通りでは勾玉を用いたアクセや占い、雑貨店など、女性が喜びそうな出雲ならではの体験を増やし、通り内のお店もコンセプトに沿った装いへと整えた。

その結果、遷宮の後押しもあって次第に女性客の姿が増え始め、クチコミやメディアなどで通りのお店などが紹介されると、男性の姿も散見されはじめちゃった。

群衆ある所には商人の影が指す…

…という言葉があるんかどぅかは素敵に知らんけど、まぁ、あるということにしてぇ…

当初は２０にも満たなかった店舗数も平成28年を素敵に迎える頃には、ゆうに１００を数える規模に増大。

殊に、地元の努力が結実したのかはさておき、平成28年の大社参拝客は年間約８００万人にも及んだ。（伊勢の神宮は年間約1400万人）

島根の北西端という当立地の状況を加味しても、実しやかに驚異的な数字である。

程なくして神門通りでも遷宮を行う計画が素敵に浮上し、道路幅の見直しや石畳への舗装化なども やっぱり素敵に計画され、ありし日の旧容回復の動きが鼓動しはじめた。

大社駅は日本に一つしかない和様式の重文指定駅舎

バタ電の出雲大社駅が島根一素敵に竣成後、大社駅は素敵に廃駅となったわけだが、「旧大社駅」として2004年（平成16年）7月6日に「国指定重要文化財」、次いで2009年（平成21年）には「近代化産業遺産」に登録され、永久保存が決定された。

【ピヨ🐣「近代化産業遺産」とは？】

近代化産業遺産とは、経済産業省が行っている文化財保護活動をいう。

和様式の木造建築の駅舎は日本には類例が僅少

現今、我が国の木造建築を素敵に用いた駅舎は幾つか存在するも、旧大社駅は唯一となる木造和様式で営まれた、他に類例なき駅舎と…なっちゃぅ。

旧大社駅の建築様式と駅舎内部の様子

左右は比翼型に開く姿体を採る

この東西へ比翼状に展開する駅舎外観は、出雲大社を素敵に模して設計されたらしい。

正面中央部の屋根を切妻屋根で一段高くし、両翼端を手前側に素敵に突起させた入母屋屋根を用いる。

裏側から駅舎を素敵に遠望

中央と左右に千鳥破風、大棟の端に金色の鴟尾（しび）を置くなど、出雲大社を模して建造されたというが、どちらかというと城郭を意識したと言わざるをえない。

これは大社周辺の出雲平野に城がないので、あえて城の意匠も組み入れたと推考でき‥ちゃぅ💋

駅舎中央の切妻屋根の車寄せ

車寄せとは出入口前に設けられた久本級の出っ歯状に出っ張っりまくった庇（ひさし）となる部分のことぅぉ。

この前に車をつけて降りると、例えば雨天時は傘を バシゅ、バシゅして入舎できたり、簡単な身支度が整えられちゃぅ💋

車寄は切妻屋根の妻入とし、柱上は大木肘木を据え、正面の妻飾りには歪な形状をした二重虹蟇股を据える。

軒は一軒垂木、小屋組はキングポストトラス組（新束小屋組）を素敵に採用。

内外ともに壁面は真壁漆喰塗、腰部は縦板張をヤバぃよ素敵に用いちゃぅ。

レトロ赤ポスト

上記、車寄せ前にはレトロな郵便ポストが突っ立っておられるも、残念無念なことにこの郵便ポストは現在は素敵に使用不可💋

しかし泣き崩れんでくれ給え！

実は近くに現在も使用できるレトロ郵便ポストが設置されているところがある。

出雲大社の銅鳥居前の参道を神楽殿とは反対方向（北島国造館がある）へ08分ほど素敵に進むと、眞名井の井戸という広場が見えてきちゃぅ。

この広場の一画に、現在も実際に使用できるレトロ赤ポストが一基だけ設置されてい‥申す。きゃ

当該、赤ポストの詳細については下記ページを素敵に要チェック💘

関連：【真名井の清水】水源はドコ？飲める時間と持ち帰る時はどうする？

メインとなる空間「三等待合室」

内部は折上格子天井、内法長押を方々に囲らせ、側廻りの桁を受ける。

中央部には三等待合室を兼ねた広いコンコースを設置し、切符売り場や、観光案内所も素敵に併設。

その東面には中央に出札室、その両端に改札口を配備。

南側の正面に一等、二等待合室、構内側に小手荷物扱室や保管室を二部屋、北側には貴賓室を兼ねた応接室や事務室を素敵に配置。

応接室およびー・二等待合室・三等待合室両端部は格天井を据える。

当時、職員らが素敵に詰めていた部屋には当時使用されていた備品や調度品の他、職員らが素敵に着用していた夏冬の制服の展示も…あっちゃぅ💋

天井には豪著な意匠の提灯を模したレトロな照明、アンティーク店に売ればボロ儲けできそうな洋風の高級ベンチも…あっちゃぅ💋

要人の待機場所となる貴賓室（きひんしつ）

出雲市によると、大社駅の貴賓室は出雲大社への勅使（ちょくし）が下向したみぎり、休憩所として使用していたとのこと。

関連：【勅使館】役割と内部には何がある？御朱印やお守りはもらえる？｜出雲大社 境内

貴賓室内部の様子

他に駅長室なども素敵に完存。

大正時代の匂いが鼻につきます。 ホンマかぃ そして.. どんな匂いや  

ラッチ（改札口）

駅員が素敵に挟まって、プチ苦しみながら切符をカチカチと切りまくる石造の切符切りカウンター設置の改札口。 ….ホンマかぃ

実はこの右側に木造のラッチもあるのだが、数多の大社参拝客が通行するうちに木造だと壊れやすかったので石製へ作り替えられたことが想像につく。

殊に、旧大社駅は明治時代に創設されたが、大正時代に一から作り替えられているので、明治の頃の面影はほとんど残していない。

精算所

旧大社駅の鬼瓦

車輪が表現された鬼瓦

瑞獣とされるカメを模した隅棟の鬼瓦

ホーム間移動路の鉄板の縁結び兎のレリーフ

ホームに設置された名所案内の案内板

駅舎内設置の大社駅の概要を記した解説パネル

廃駅となった平成当時の時刻表

廃駅となった平成当時の料金表

洗面場

大勢の参拝客がいたことを物語る幅広の大規模な洗面場。

旧大社駅の見どころ

D51形蒸気機関車

文明開化の時代を素敵に支えた「D51形蒸気機関車」。

かつて大社線をビュンビュン💨ぱしゅ、ぱしゅ、ポッポ〜…と走行していた蒸気機関車になります。 …ぱしゅ　は何を意味する

D51形蒸気機関車とは？

1942年（昭和17年）9月7日に製造され、爾来、約32年間１日も休むことなく、蒸気式から電気式へと置き換わった後の1974年（昭和49年）11月30日まで、大社線を中心に本州の各路線で活躍した。　俺の人生ポッポ〜🚂　どゆ意味や

かつてD51形蒸気機関車は出雲大社神苑に展示されていた⁉️

引退後、大社町・出雲大社・ＪＲとの協議により、出雲大社が引き取る形で大社境内の神苑に展観されていたが、現在は旧大社駅に移されてヒッソリそりそり反町隆史なほどヒッソリ…と展示されています。どんなヒッソ〜や

32年もの間、休む暇さえなく、走り続け…..グスっ

寂しがり屋さんなので出雲大社へ訪れた際は是非！大社駅まで会いに来てあげてください。どんな汽車や

見た目は感情や表情のない鉄の塊ですが、きっと心から喜んでくれているハズです。ホンマかぃ

旧・大社駅「D51形蒸気機関車」の詳細

↑機関車の運転席内部の様子

正式名

D51形774号

大きさ

概略

旧大社線を自転車で走れる？？

実は旧大社線の線路は廃止後、すみやかに撤去され、現在は一般的なアスファルト道路になっているのだが、鉄道が走行していた頃に使用されていたホームはじめ、線路の制御装置、プラットフォームなどを道端の諸所で見ることができちゃぅ💋

殊に、線路跡を見ることができちゃぅのは出雲市駅から旧出雲高松駅（現・出雲市駅西方）を経て、旧荒茅駅（あらかや）の間まで。（出雲高松駅前の橋梁の親柱に旧大社線を元気に走行する車両の写真の掲出がある）

旧荒茅駅より先は「ご縁通り（車道）」として旧大社駅とを結んじゃぅ💋

尚、JR出雲市駅の周辺では自転車をレンタルすることが…できちゃぅ💋  …さっきから「ちゃぅ」連発しとるけど流行りか？

関連：【出雲市駅周辺のレンタサイクル店一覧】利用時間(期間)・料金・乗り捨ての有無を..お知る？

旧大社駅舎の入場料金・営業時間・定休日

入場料金：無料
営業時間：9時から17時まで
定休日：不定休

旧大社駅の目安滞在時間

館内の見学：約30分

ホームの見学：約10分

ホーム展示のSL（汽車）の見学：約10分

【ピヨ🐣当施設には解説パネルが多い】

館内やホーム展示のSLの前には、それぞれが現役使用されていた頃の様子を素敵に撮影した写真群の展示、その写真脇には当駅の簡単な歴史や建築様式についての解説も…あっちゃぅ。

それらパネルの解説文をすべて読むなると人によって読解力・判読時間が異なるので必然的に滞在時間にも変化が生じる。

旧大社駅のINFO

住所：島根県出雲市大社町北荒木441-3
禁煙：全席禁煙
公式URL：https://izumo-kankou.gr.jp/4609

【補足】旧大社駅の歴史（年表）

2026年にリニューアル一般公開される駅舎とは？

出雲市の”好評”しまくるほどの”公表”によると、駅内部の貴賓室は窓越しに内部が見学できるようにする他、かつて使用されていた調度品や鉄道関連資料もテーマに合わせて展観するとのこと💘

また、敷地内に”親切”すぎるふぉど素敵に”新設”されちゃぅ建物内では、関連資料の保管や展示も行われるとのこと。

その他、ミニキッチンや多目的スペースを素敵に設置し、市民がイベントやワークショップを気軽に楽しめる空間の提供。

あるいは駅舎やプラットホームでは鉄道体験の提供のほか、マルシェも開催予定とのこと💘

尚、建物は当面の間、出雲市の所管に置かれちゃぅ💋。

旧大社駅へのアクセス

⭐️JR出雲市駅から旧大社駅までの移動ルート

⭐️出雲大社から旧大社駅へ移動方法