出雲大社(IZUMO-OYASHIRO)・文庫(FUMIGURA)

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出雲大社(IZUMO-OYASHIRO)・文庫(FUMIGURA)

出雲大社(IZUMO-OYASHIRO)・文庫(FUMIGURA)

  • 創建年:不明
  • 建築様式(造り):木造平屋建、越屋根付
  • 屋根の造り:こけら葺き
  • 屋根の材質:檜(ヒノキ)

出雲大社文庫の読み方

出雲大社の境内には読みにくい名前の御祭神や社殿がありますが、文庫は「ふみぐら」と読みます。

出雲大社文庫は何をしている所?「文庫の役割」

一般的に「文庫(ぶんこ)」とは、書物や古文書などを入れておく倉庫や、収集してまとまった蔵書等のことを指しています。

そしてこの語は、書庫を意味する「ふみくら」に、漢字のふみ「文」とくら「庫」の二字を当てた「文庫(ふみくら)」に由来する和製漢語ということです。

出雲大社にある「文庫(ふみぐら)」も、おそらく出雲大社に関係する歴史書や古文書などを保管する目的で造営されたものだと考えられます。

※出雲大社の「文庫」に関する資料はほとんどありません。定かなことは判りません。

しかし、「出雲大社建造物保存修理工事見学会」の開催案内の内容から「文庫」の屋根材には、「こけら葺き」が使われているそうです。

「出雲大社建造物保存修理工事見学会」の開催案内は、出雲市民文化部文化財課より、2015年6月26日に発行されたもので、その対象は「会所(軸組組立)」、「東十九社(檜皮葺完成)」、「釜社(屋根解体)」、「文庫(屋根葺)」でした。

その中の実演に「文庫」の檜皮皮切り、こけら板割りと、「文庫」の「こけら葺き」がありました。

出雲大社・文庫の建築様式(造り)

出雲大社の文庫の姿を見て分かりますが、少し特徴的な屋根の形をしています。

屋根が二重になっていてまるで二階建ての建造物に見えます。

しかし実際には二階建ての建造物ではなく、これは「越屋根」と言う屋根になります。

越屋根を用いることで、室内に光を通し温度を一定に保つことができますので、室内の温度環境を良好に保つことができます。

まさに書物を保管しておくための文庫に相応しい造りであると言えます。

尚、このような越屋根は江戸時代の建築に数多く見られ、江戸時代の建築の特徴でもありますが、現代の建築でも日常的に用いられています。

江戸時代に越屋根が多く用いられた理由とは、「囲炉裏(いろり)」が各家庭に設置されていたからです。

囲炉裏からは煙が出るので煙を室内から排出する目的で上部に越屋根が設置されていたという解釈になります。

【補足】「屋根を葺く」とはどう言う意味??

出雲大社や神宮(伊勢)に訪れると「遷宮(せんぐう)」や「御修造(ごしゅうぞう)」の話を耳にすることがあると思います。

その際、必ずと言って出てくる言葉に「檜皮葺き(ひわだぶき)」や「こけら葺き」といった言葉が出てきます。

「屋根を葺く」とは、単純に「薄くした木板で屋根を覆う」ことです。

木板を薄くする理由は、何重にも被せて屋根を覆うためです。

屋根を木板で覆い、尚且つ、耐久性を持たせるには「木板を屋根に固定して止めておく」必要があります。

そこで用いるのがヒノキなどの木を尖らせて作った「木製の釘」になります。

木製の釘を屋根に打ち付けて止めておくことで木板が屋根に固定されます。

以上のような作業を葺き職人たちが何年もかけて行います。

では「こけら葺き」って何?

まず、檜皮葺きとは、「ひわだぶき」と読み、これは「ヒノキ(檜)」と言う樹木を使用して葺くので「檜皮葺き」と呼称します。

「こけら葺き」とは、樹木を加工して葺くことを「こけら葺き」と呼称します。

ただ、広義では「檜皮葺き」も「こけら葺き」の1つと言えます。

出雲大社・文庫の場所

出雲大社の「文庫(ふみぐら)」は、東十九社の北方、御本殿の北東方向に位置します。

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