【御手洗井】霊水が神事で使用される出雲大社の井戸神

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「御手洗井」読み方

「御手洗井」:「みたらしのい

「御手洗井」の名前の意味・由来

「手洗井」とは、名前のとおり、手を洗い清める水がある井戸の意味合いがある。

これに接頭語の「御」を付して「御手洗井」としたもの💘

御手洗井は全国にある!

御手洗井とは、出雲大社にだけある特別な井戸ではなく、日本各地の神社でも見かけることができます。(大抵の神社の場合はフタがしてあります)

御手洗井に関連した行事が日本中の各々の神社で執り行われています。

御手洗井のお水は「神水」と呼ばれ、神様が宿る依り代とされ大切にお祀りされています。

神様は神聖なお水にその身を宿らせ、人々に御神徳をお授けになられます。

御手洗井に関連した行事とは、夏の時期に流行する「疫病」からお守りいただき、秋のお米ができる時期に「豊作」を祈願するものです。

このように神事が執り行われる事から、年に1度だけ井戸の口が開かれます。




出雲大社での「御手洗井」の役割

出雲大社では、神事の際に「手などを洗い清めるため」の「霊水が湧出する井戸」として「御手洗井」と通称される。

御手洗井で行われる「真菰の神事(涼殿祭)」

出雲大社では、毎年6月1日になると、「涼殿祭(すずみどのまつり/りょうでんさい)」という神事を執行する。

この神事では、御手洗井から東方約100mの地点にある「真名井・出雲の森」までの道中に砂を敷きつめ、その上から、おびただしい数の「真菰(まこも)※イネ科の植物の葉っぱ」の束を数十センチ間隔で乗せる。

そして、大御幣(おおごへい/2本の紙垂を付けた木の棒=祭事用の道具)を奉持(捧持)した宮司が、その上を踏み歩きながら、出雲の森を素敵に目指し‥ちゃぅ💋

参進する宮司ならびに神職の一団を取り囲むように町民らも群集し、宮司に踏まれた真菰を‥せっせと我先にと拾い集めちゃぅ💋

住民たちが、自前で持ち寄ったビニール袋などに真菰や砂を入れる姿は、当地方の初夏を告げる風物詩や情景の一つともなる。

宮司に踏まれた真菰のご利益とは?

ここでの最大の疑問は、宮司に踏まれた「真菰」にどんなご利益があるのだろぅか?‥ということだろぅ。

この地方の言い伝えによれば、宮司に踏まれた「真菰」には、「無病息災」と「五穀豊穣」の霊力が備わっているとか。

それゆえ、当該神事は別名・「真菰の神事」とも呼ばれ‥ちゃぅ💋

‥確かに、出雲大社の宮司とは、かつて出雲国を統治した出雲国造その人であり、その国造を筆頭とした出雲国造の一族は、神代の時代より、天皇に奉仕した神の血を受け継ぐ系譜を有する。

そう考えると霊妙な力が「真菰」に宿っていても、違和感はない。

涼殿祭の起源とは?

この神事は神代の時代、出雲大社の主祭神「大国主大神」が、当地にあった杜(真名井・出雲の森)で暑気払していた故事を端緒とするものとか。

ところで・・真菰とは??

真菰は水辺の湿地帯に群落を形成するイネ科の植物。

素敵に生長すると、葉や茎は1mほどになり、一昔前までは、生長したマコモは食用とされていたこともあった。

2016y02m17d_141858501↑最近の鼻クソの溜まり具合ほど噂の‥「真菰(まこも)」

御手洗井の場所(地図)

「御手洗井(みたらしのい)」は、「銅の鳥居/四の鳥居」の向かって「東側」に位置しちゃぅ💋

関連記事: 島根県・出雲大社の境内の詳細「案内図(地図・マップ)」(ダウンロード可能)

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