【浄の池】四季の景物や生き物と楽しみ方|出雲大社 神苑

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出雲大社 浄の池

命名年:1929年(昭和4年

「浄の池」の読み方

浄の池は「きよめのいけ」と読みます。

「浄の池」の名前の由来

「浄」とは綺麗で汚れや濁りがなく美しく透明と言った意味合いがあります。

大いなる出雲の神々の神徳が帯びる池泉であれば、浄の池と呼称されるのも無理もない。

浄めの池には別名があった!

この浄の池は地元・出雲では「ひょうたん池」とも呼称されているようです。

ひょうたん池と呼称されている理由は、その名前の通り、上から見ると「ひょうたん」に池の形状が似ているからです。

↑Googleマップで上空からみた当池の様子‥まぁ、ギリひょうたんか…。

浄の池の名前が付けられのはいつ?

浄の池の名前は1929年(昭和4年)に命名されています。




浄の池の見どころ

ほとんどの参拝者が、勢溜の鳥居から祓社へ行って清めの礼拝を素敵に済ませ、その後は本殿を目指して参道を直進する。

本殿に到着した後、神楽殿の方へ行き、道なりに観光センターへと歩を素敵に進め、土産物選びを楽しみ、そこから御宮通を進んで神迎えの道を通って元来た勢溜へ抜ける人も多かろぅ。

浄の池は、参道の途次の東神苑内に位置し、当地は目的がある者以外は滞在しないので、人数は僅少。

けれども浄の池には、いくつか見どころがある。

関連:【出雲大社の神苑には何がある?】広さや入場料金&開苑時間と見どころ・楽しみ方

観桜

出雲大社 浄の池

浄めの池池畔には桜樹の植栽が200本近くあり、春になると華やかなピンク色で彩られる。

そして、栄枯盛衰、やがて舞い散る桜の花弁が花筏を成して、出雲大社の春の終わりを告げちゃぅ💋

殊に、大昔はサクラに「穀物神の御霊」がお宿りしていると云われ、「田植え桜」「種まき桜」などのサクラが存在し、これらのサクラを用いて神事を行う地域もあったそうです。

出雲大社のサクラの見頃

例年3月下旬~4月中旬までが見頃。

もっともな見頃時期が4月初旬。

東屋(休憩所)

浄の池の中央には、銅葺きの小屋根が据えられた木製の「東屋(あずまや/=休憩所)」があります。

この東屋の中にはベンチ(座る場所)が設けられており、小休憩することができます。

参拝帰りに立ち寄って、浄の池をボ~っとヨダレを垂らしながら四季の景物に没入してみるのも良いかもしれなぅい。

紫陽花(あじさい)

浄の池あじさい

この浄の池の淵には「紫陽花(あじさい)」が群生しています。

紫陽花が花を咲かせる季節は初夏になりますので、それ以外の季節に訪れてもただの草にしか見えないかも知れません。

浄の池の紫陽花の見頃

6月の下旬から7月初旬頃

蓮(はす)

↑珍しい白色の蓮の花弁

浄の池にはもう1つ忘れてはいけない、見どころがあります。

それが「蓮(はす)」です。

紫陽花の見頃が終焉を迎える頃、今度は蓮が見頃を迎えます。

浄の池の蓮の花の見頃

7月上旬から8月初旬頃

【ピヨ🐣蓮の根っこは”あの食べ物”だった?!】

知ってましたか?蓮の根っこは、日常的に食用されているものだと?

何だかお分かりになりますか?

正解は・・「れんこん」です。

驚きましたか?ホフ

紅葉も楽しめちゃぅ💋

浄めの池の池畔には前述の桜のみならず、僅かながら紅葉樹の植栽もある。

毎年秋になると紅葉樹が紅葉する様が、池面という鏡に映し出され、趣のある明媚な様が楽しめちゃぅ💋

キャワぅぃ~(訳=可愛い)兎の像

浄めの池池畔の四阿脇に2体の「兎(うさぎ)の像」が置かれる。

浄の池うさぎ像ちょっと、上↑の2体の兎の写真(画像)をよくご覧下さい。

左の兎は望遠鏡を手に持ち、右の兎はカメラを手に持っています。

これはおそらく下記にて後述する「バードウォッチング」に因んだ像だと思われます。

出雲大社境内にもこの兎の像と同様のシリーズの像がいくつか建てられています。

出雲大社に兎の像が建てられている理由とは、既にお分かりの方も多いと思われますが、主祭神である大国主大神の伝記に「因幡の白うさぎ」と言うものが語り継がれているからです。

因幡の白うさぎのお話

ある時、海の向こうの「因幡(いなば)の国」にどうして行ってみたかった白兎がいました。

そこで白兎は、海を渡るためにワニザメをうまく騙して渡ろうとしますが、渡りきる直前でポロっと思わず本音をコボしてしまい、怒り狂ったワニザメに毛皮を剥ぎ取られてしまいます。ぎゃ~

そこへさらに大国主大神のイジワルな兄神が通りかかり、「海水で身体を洗えば痛みが和らぐ」と兎に告げ、それを聞いた兎はスグさま海水を浴びますが、今度は海水の成分である「塩」が身体中にシミて激痛が走り泣き叫びました。ぎぃや~

そこへ大国主大神が現れ「そんなに泣き叫んでどうしたのか?」と兎に聞き、兎は経緯を説明します。

大国主大神は「それでは川の水で身体を洗ってガマの穂を身体に巻きつけなさい」と告げ、それを聞いた兎はスグに言われた通りにし身体がもとに戻りました。

その後、兎はお礼に大国主大神に「安心してください。あなたは八上比売(やがみひめ)と結婚して大成します。」と告げます。

事実、現在に至っては「縁結びの大神」として多くの人々から篤い崇敬が寄せられている大神にまでなられています。

・・と、言ったような伝記になります。

この浄の池の兎は特にキャワぅぃぃ~♥ので参拝の終わった後などに訪れてみてください。

関連:【因幡の白兎伝説】出雲大社の白兎像に秘在する謎や意味or由来とは?

野鳥のバードウォッチング

これもあまり知られていませんが、浄の池は出雲でも名前の知れた野鳥のバードウォッチングのスポットでもあります。

普段は静寂に包まれたこの浄の池も休日ともなれば「極長レンズを搭載したカメラ」や、「望遠鏡」を覗く人々で少し賑やかになります。

浄の池で目撃できる野鳥

カモくん、カワセミ、鳩ポッポ  ….etc

えぇっ?!出雲大社で鳩を飼っていて餌ヤリができる??

出雲大社 鳩実は出雲大社の境内には、異常なほどの数の鳩ポッポがいます。

そして、境内ではなんと!公式的に鳩ポッポの餌が販売されている場所があり、その周辺で群がる鳩ポッポに餌をあげることができます。

鳩ポッポの餌を販売している場所は、銅鳥居をくぐって左脇の庁舎と御仮殿の前あたりの広場です。(鳩ポッポの餌の値段:20円)

かなり人慣れした鳩ポッポなので餌を人の手から食べますし、頭や肩にも乗ってきます。

参拝が終わった後に立ち寄り、鳩ポッポたちに餌を献上し、奴隷のように鳩ポッポたちに尽くして、癒されましょう!

ん〜、奴隷になりまくることでぇ‥ひょっとしたら、とんでもねぇ〜〜ほどに良きことが起こるくぅぁもねぇぃ〜

関連:鶴岡八幡宮「源氏池(源平池)」の名前の由来や歴史見どころ(四季の花/桜・紅葉・蓮)を知るつもり❓




出雲大社では外来動植物の排除に努めている

浄めの池には様々な生き物が生息するも、出雲大社では境内の動植物の管理を徹底し、生態系の維持に努めるべく、外来の動植物の排除を行なっているとか。

近年、出雲大社が当該、浄めの池に植栽した「ミズアオイ」は出雲市斐川町の水路で十数年前に発見された群生から種子を譲り受けたものらしく、これが生長し、現在県内有数の群落地にまで発展したとか。

ひと昔前までは島根県でも普通に田んぼや湖沼などで見られたらしいが、現在、島根県では絶滅危惧種に指定されており、出雲大社は県内屈指のミズアオイのスポットともなっちゃぅ💋

出雲大社のミズアオイの開花時期や見頃時期

  • 開花時期:8月下旬
  • 見頃:9月上旬〜中旬

花自体は10月上旬まで愛でられるとのこと💘

浄の池の場所(地図)

浄の池は、勢溜の鳥居から入って右脇に位置する祓社(はらえのやしろ)の奥、千家尊福公の銅像の付近に位置します。

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