八重垣神社の境内見どころや歴史と見学所要時間を….”アレ”しながら知るつもり❓

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「島根県の縁結びスポット」と言えば出雲大社を思い浮かべる方が多いと思ぅが、実はもう1つ忘れてはいけない場所がある❗️

それが以下に記される「八重垣神社」となる。

当社は出雲大社から、ほぼ真東へ40余キロメートルの場所に位置し、車であれば1時間ほどで着到できる。

島根県・八重垣神社(佐久佐神社)

創建年

  • 不明
  • 推定:神話の時代
主祭神

  • 素盞嗚尊
  • 櫛稲田姫
相殿神

  • 大己貴命
  • 青幡佐久佐日古命
建築様式(造り)

  • 大社造(本殿)
ご利益

  • 縁結び
  • 夫婦仲良好
  • 子宝わんさか
  • 安産です  …「です」てなんや
  • 厄災消除♥  …ハートマークいるか?

八重垣神社の読み方

やえがきじんじゃ

八重垣神社の別名

「佐久佐神社(さくさじんじゃ)」

現在では、八重垣神社の呼称で親しまれていますが、明治時代の初頭に一時期「佐久佐神社(さくさじんじゃ)」と呼称されています。

時代が下ると長く親しまれてきた「八重垣神社」に戻ってい‥‥‥申す。シャクシュァァァァっ(”佐久佐”を表現) …アホか




八重垣神社の「八重垣」の意味・由来

八重垣神社の「八重垣」には、実は意味があります。

神話の時代、「稲田姫命」が最後の生贄として「八俣遠呂智(やまたのおろち)」から狙われた時に、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が「大垣」「中垣」「西垣」「北垣」「万垣」「万定垣」「袖垣」「秘弥垣」と呼ばれる8つの垣(垣根)を、現在の八重垣神社の奥院(裏山の山林のこと。通称「佐久佐女の森」)に造って、その中に「稲田姫命」を隠してオロチをおびき寄せたそうです。

すなわち「八重垣」とは、この時の8つの垣根に由来して「八重垣神社」と言う名前になったと云われております。




八重垣神社の御祭神「素盞嗚尊」と「櫛稲田姫」について

素盞嗚尊(すさのおのみこと)は、高天原(天上界)で横暴を働き、姉である天照大御神から地上界へ追放されます。

追放された後、素盞嗚尊が降り立った地は現在の出雲の地でした。(詳しい場所は、肥の河上、「鳥髪」という土地に降り立ったとされています。)

ちょうどその時、出雲の地では「八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)」と称される「8つの首に8つの尻尾」を持つ「龍(一説には大蛇)」が暴れまわり、人間の女性を生贄として食べていました。

素盞嗚尊が降り立った地・「簸の川(ひのかわ/現在の斐伊川)」の近くには民家があり、その家に身を寄せようと顔を出した素盞嗚尊は、泣き叫ぶ夫婦(アシナヅチ・テナヅチ)と1人の娘の姿が目に止まり、その家の娘が次の生贄だと知りました。

そこで素盞嗚尊は、娘の父親にこう言います。

「どうだ。この俺様がヤマタノオロチを退治して、その娘を助けてやろう」
「ただし、見事ヤマタノオロチを倒した暁には、お前の娘を俺の嫁御として迎え入れる。よいな!」

そういって、素盞嗚尊は自らの愛刀「十拳剣(別名”天羽々斬(あめのはばきり)”」を帯刀して、なんと!見事にヤマタノオロチを退治して帰ってくるのです。

八俣遠呂智とスサノオの戦い⬆️ヤマタノオロチとスサノオの戦いの様子

これが後世でも有名なヤマタノオロチとスサノオの戦いの神話です。

しかし素戔嗚尊はこの戦いにおいて剣を持って対峙して戦ったのでなく、なんと!オロチに酒を飲ませて酔って寝てしまったオロチを退治したと云われています。

詳しくは、前述の老夫婦に8つの大きな酒樽を用意させて、その酒樽を佐久佐女の森に隠した娘の周囲に築いた「8つの瑞垣」の間に1つずつ置いたそうです。

こうして娘を食べに1つ1つの瑞垣の間に8つの頭を入れてきたオロチは、酒樽の酒の匂いに釣られてこれを飲み干してしまい、前述のように酔っ払って退治されてしまったと言うことです。

その時に素戔嗚尊はヤマタノオロチを十拳剣で切り刻みますが、ちょうど尻尾を切り刻んた時に十拳剣の刃が欠けて中から出てきたのが、現在、熱田神宮に奉じられている3種の神器「神剣・草薙の剣になります。

素戔嗚尊はこの戦いの後、この剣は自分が使いこなせる剣ではないと判断し、すぐさま姉の天照大御神へ届けに天界へ昇ることになります。

退治したあとのスサノオと櫛稲田姫命

社伝によればヤマタノオロチを退治したスサノオは「須賀宮」でこの娘と夫婦になります。須賀宮とは現在の八雲山の南西の麓に位置する「須我神社」のことです。

ちなみにスサノオの妻となった娘の名前を「櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)」と言います。

スサノオは櫛稲田姫命と暮らす場所を探すのですが、八雲山の南西の麓に来たときに「吾、此処土地に来て我が御心すがすがし」と呟き、須賀宮を建てることになります。

その後、子孫ができると「佐草宮」という場所に住居を変えてで熱ぅ〜ぃ夫婦生活を営むようになります。ハぁ〜ン

櫛稲田姫⬆️「櫛稲田姫像」画像引用先:http://blogs.yahoo.co.jp/

その子孫こそがこの八重垣神社の宮司家となる「佐草氏」であり、すなわち当神社が別名で「佐草神社(佐久佐神社)」と呼ばれる理由になります。

なお、出雲国風土記やその注釈書となる「出雲風土記抄」には、八重垣神社の起源は「大原郡・海潮郷」の須我社とされ、のちに当地に移って佐久佐神社(現在の八重垣神社)を合祀したとの記述がみられます。

出雲国風土記の記述によれば、意宇郡(おうぐん)に位置する神社であり、延喜式にも「意宇郡・佐久佐神社」の方で記載されています。

ちなみにですが、素盞嗚尊が愛妻櫛稲田姫命との愛の巣となる「須賀宮」を建てたとき、この土地から煙が立ち昇り、瞬く間に雲になったことから日本史上初めての和歌」とも云われる「八雲立つ」という以下のような和歌を詠んでいます。

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を

正式には、このスサノオが詠んだ歌が「”八重垣”神社」の名前の由来になっているようです。

そして、スサノオの6代後の子孫こそが、出雲大社にご鎮座されている「大国主大神」となります。

なお、櫛稲田姫命は、京都・地主神社を代表として単独でお祀りされている神様でもあります。

櫛稲田姫命のご利益は「稲・田」の名前に因んで「五穀豊穣・農業繁栄・一家安泰」などのご利益があるそうです。




出雲大社 八重垣神社には縁結びのご利益がある??

上記のような神話があり、この2人をお祀りする神社は「縁結びの社」と呼称されるようになり、その社こそがまさに、ここ八重垣神社であると言うことになります。

つまり、出雲大社に負けず劣らず「強力な縁結びのご利益」があります。

ちなみに、地元・松江市民の方々にとっての縁結びの神様は「八重垣神社」であり、縁結びの祈祷には、出雲大社よりも「八重垣神社」へ行くそうです。




八重垣神社のお守りの種類・効果(ご利益)・値段など

八重垣神社には、これまたキャゎぃぃ~お守りを授かることができます。

八重垣神社の御朱印

八重垣神社でも御朱印が授与されてい‥‥‥申す。キャっ

詳細は以下のページにて💘

出雲 八重垣神社の超・人気スポット!「鏡の池の縁占い」

出雲 八重垣神社の奥の院には「鏡の池」と呼称される池があります。

八重垣神社 鏡の池

この池は神話の時代、主祭神の1柱である「櫛稲田姫」が、顔をこの池に写して鏡の代わりとして使用していたと云われています。

そんな由来から「鏡の池」と呼称されています。

そして、現代ではこの鏡の池で「銭占い(良縁占い)」と呼称される占いを行うことができます。

この占いは、少し特殊な占いで、和紙に小銭を乗せて鏡の池に浮かべて「自分の未来を占う」と言った占いになります。

八重垣神社の鏡の池の和紙の占い

近年では、怖いぐらい当たるとの評判から若い女性を中心に大変な人気を博し、大変な騒ぎになっています。

八重垣神社の「鏡の池の縁占い」の方法や効果・ご利益については以下のページで詳しくご紹介しています。

出雲 八重垣神社の超・人気スポット!「夫婦椿」

お守りの紹介で上述しておりますが、八重垣神社の境内には「連理玉椿別名・夫婦椿/ふうふつばき)」と呼称される椿が3ヶ所に自生しています。

八重垣神社・夫婦椿

この椿はかつて「稲田姫命」が2本手植えしてそれが大きくなってやがて大きな1本の椿になったと言われています。

そんな由来を持つことから夫婦があるべき理想の姿として、現在まで大切に保護され崇敬が寄せられています。

そして、何度枯れてもまた2本生えてきて最後に1つの椿になると云われています。

極まれに、この椿から摩訶不思議な「1つの葉先が2つに分かれている葉」が落ちてくることがあるようです。

この葉を手にした者には、近々、良縁が巡ってくると云われております。

・・ちょっと、まさか無理矢理に葉先をチギってアロンアルファでクっ付けて2枚にしようと考えていませんか?

まぁ、なければ最悪アロンアルファということで。ただ効果はないでしょうな。ホっホっ。




出雲 八重垣神社の要注目スポット!「宝物殿」

八重垣神社の境内には「宝物殿」があります。

この宝物殿では、なんと!約1000年以上も前に描かれたと云われる「障壁画」が展示されています。

板絵著色神像【重要文化財】

板絵著色神像

  • 重要文化財指定年月日:1959年12月18日

なんと!日本の神社の宝物では最古とも言われている障壁画になります。

作者は不明とされており、一説では平安時代の宮廷絵師・「巨勢金岡(こせのかなおか)」の意匠だと云われています。

絵柄は「六神像」で、もとは御本殿の板壁画だったものです。

現在の壁画を見て目視できるのは、顔の部分のみで衣装が僅かばかり目視できます。

1000年前と言うこともあり、見る価値はあります。

八重垣神社・宝物殿の入場料金・営業時間

  • 入場料金:宝物殿200円(小学生100円/幼児無料)
  • 営業時間:9時から17時まで
  • 定休日:なし
  • 駐車場:約120台(無料)
こちらのページでご紹介する料金・割引制度などは変更になっている場合がありますので、最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

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